脂質マネジメント
食事療法が適応となる特定の疾病又は健康状態 | 消化器疾患:急性腸吸収障害 糖尿病 高脂血症 肥満 |
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対象動物の種別(年齢等特記事項) | 犬(1歳~) |
重要な栄養特性 | 肥満の食事療法に低エネルギー密度(275kal/100g)に調整[専門書では340kcal/100g未満を推奨]。 高脂血症の食事療法に低脂肪(6%)に調整 [専門書では12%未満を推奨]。必須脂肪酸を強化(オメガ3脂肪酸0.39%,オメガ6脂肪酸 1.28%)。 糖尿病の食事療法に炭水化物を37%に調整し、食物繊維を14.5%に増量 [専門書では10-15%推奨]。 消化器疾患の食事療法に電解質を増強(ナトリウム0.5%、クロール0.8%、 カリウム0.9%[専門書ではナトリウム0.35~0.5%、クロール0.5~1.3%、カリウム0.8~1.1%を推奨])、高消化性の原材料を使用(消化率:タンパク質90.8%、脂肪91.8%、炭水化物94%[専門書ではタンパク質87%以上、脂肪90%以上、炭水化物90%以上を推奨])、食物繊維を増強(14.5%[専門書では0.5~15%を推奨])、脂肪を制限(6%[専門書では10%未満を推奨])、高タンパク(26%以上[専門書では>25%を推奨])。 |
栄養特性の設定根拠が示された文書の種別 | ◻論文 ☑専門書 ◻学術団体の指針 ◻特許 ◻社内研究 ◻その他( ) |
使用上の注意事項 | 成長期の幼犬、妊娠・授乳期の母犬、衰弱、体重不足の犬には推奨出来ません。 器質的要因による便秘や腸閉塞、鼓腸などには推奨されません(食物繊維や糞便量の増加が悪化要因となる可能性があります)。使用中は病状の変化にご注意下さい。変化がない場合や安定している場合も、欧州基準により3~8週間ごとに獣医師の経過観察が必要です。適応となる疾病又は健康状態において長期間の使用も可能ですが、獣医師が診察をせずに継続することは推奨されません。 適正体重に減量後は獣医師の診断の上、維持給与量を決定してください。 飼い主様への食餌指導において、使用により、体調に変化がありましたら使用を中止し、獣医師の診察・指導を受ける必要があることを、お伝えください。 |
事業者名 | 株式会社森乳サンワールド |
登録日 | 2017年06月 |